XM(XMTRADING)では、いくつかの出金方法を用意していますが、一体どれを使えば良いのか?と悩んでいる人も多いでしょう。
そこで、長年XMを使い込んできた筆者が、XMのベストな出金方法について考察してみました。手数料を安く抑えて引き出す方法についてご紹介します。
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XMが用意している出金方法
XMの出金方法を大きく分けると、海外銀行送金、オンライン決済サービス(bitwallet・BXONE)、クレジットカード(デビットカード)の3種類に分類されます。
かつてはビットコインや国内銀行送金での出金にも対応していましたが、2020年7月現在はいずれも非対応です。
それぞれの手数料や着金までの時間などを以下の表にまとめました。
出金方法 | 出金手数料 | 出金限度額 | 着金までの時間 | 最低出金額 |
---|---|---|---|---|
銀行送金 (海外送金) | 無料※1 | 無制限 | 2~5営業日 | 10,000円~ |
bitwallet | 無料※2 | 入金額まで | 数分~24営業時間内 | 5ドル~ |
BXONE | 無料※2 | 入金額まで | 数分~24営業時間内 | 5ドル~ |
クレジットカード デビットカード | 無料 | 入金額まで | 数週間~2ヶ月程度 | 5ドル~ |
クレジットカードはそもそも選択肢にない
XMではクレジットカードやデビットカードでの出金にも対応していますが、厳密にいうとこれは「返金処理」にほかならず、出金と表現するには語弊があります。
カード出金とは、過去にカードで入金している場合に限り、入金額までを返金処理するというものです。ショッピング枠のキャンセルということになるので、カードで入金した額以上をカードへ返金したり、そもそも入金していないカードへ返金するといったことはできません。
- カードへの返金処理が終わるまでは他の手段で出金できない
- カードで入金した額を超えるカード出金はできない(利益分は海外送金)
- 別のカードには返金できない(必ず入金時に使ったカードへ返金)
入金した分以上を引き出せないということは、利益が出ても出金できないということですので、カードを出金手段として使うことはできません。
bitwalletやBXONEも入金額以上を引き出せなくなった
続いて検討するのは、オンライン決済サービスのbitwalletとBXONEです。
XMから各決済サービスへの出金手数料は無料。bitwalletから銀行口座へ引き出す際には824円、BXONEから銀行口座へ引き出す際には最低2,000円〜出金額1%が手数料として取られます。
XMから各決済サービス、各決済サービスから銀行への出金はそれぞれ24営業時間内には完了するので、2営業日あれば銀行へ引き出すことができます。海外送金だと2日〜5日ほどかかってしまうため、各決済サービスを介した出金はとてもスピーディーですね。
ところが、bitwalletやBXONEでの出金には致命的なデメリットが存在します。それは、入金した額以上を引き出せないということ。
bitwalletでは、かつて入金分も利益分も問題なく引き出せていましたが、2019年4月に突如としてXM側の方針が変わり、bitwalletで入金した額以上をbitwalletで引き出せなくなりました。つまり、入金した分までは出金できても、肝心の利益分を引き出せなくなったので、カード出金同様、現実的な出金手段とはいえません。
XMの出金は海外銀行送金がベスト
XMの出金は海外銀行送金がベストだと断言できます。
海外送金で出金するやり方はコチラ▼の記事をご参照ください。
では、なぜXMの出金方法として海外送金を選ぶべきなのか、その理由を解説していきます。
海外銀行送金なら利益分も無制限で引き出せる
海外銀行送金を使うべき最大の理由は、入金分も利益分もまとめて無制限で引き出せること。
クレジットカードやbitwallet等のオンライン決済サービスは、入金した分までしか出金できず、利益分を出金できるのは海外銀行送金しかありません。消去法でこれ一択になるのです。
仕様変更の影響を受けない(受けにくい)ベーシックな方法
海外FX業者はマネーロンダリング防止や世界各国の金融規制の影響をもろに受けやすく、入出金手段がコロコロ変わってしまうというデメリットをはらんでいます。
一時期はポピュラーな入出金手段として高いシェアを誇っていたNeteller(ネッテラー)が2016年に日本撤退したり、2019年2月には海外FXのAXIORYが突如としてbitwalletとの提携を解除するなど、入出金方法を取り巻く環境は年々目まぐるしく変化しています。
ここで、XMの過去の変貌っぷりについても少しご紹介しましょう。
XMでも昔はNetellerでの入出金ができましたが、Netellerの日本撤退と同時にXMでも取り扱いをやめてしまいました。
また、かつては自社で「XMカード」というものを発行していて、ATMで直接入出金ができました。しかし、提携していたMastercard側の規制により新規発行も使用も一切できなくなり、今や幻の存在に。
NetellerやXMカードの代替策としてbitwallet(旧mybitwallet)が採用され、一時は多くのユーザーに浸透しましたが、入金以上の出金ができなくなったことで利用価値は一気に下がりました。そんなbitwalletの代替策としてSTICPAYが採用されたこともありましたが、こちらはいつの間にか提携解除となり使えなくなりました。
新しい決済サービスを導入しては廃止する、このパターンの繰り返しが今日まで繰り返されてきたなか、仕様変更の影響を物ともせず、ずっと対応し続けてきたのが海外銀行送金です。
海外送金は最もベーシックな方法であるが故に、仕様変更の影響を受けません。手数料や送金スピードは他の方法よりも見劣りするかもしれませんが、結局のところ、安定して使い続けられるのは海外送金しかないのでしょう。
自分の個人情報を晒すことがないので安全
クレジットカードやオンライン決済サービスを使う場合、自分の個人情報やカード番号などを開示する必要があり、セキュリティの観点からみると不安も拭えません。
しかし、海外送金なら銀行口座の情報だけ渡せば良いので、個人情報の漏洩リスクを減らせるというメリットがあります。
XMからの出金先は「ソニー銀行」がオススメ
XMから海外送金で出金する場合、発生する手数料は受け取る銀行次第で変わってきますが、リフティングチャージで2,500円ほど+被仕向手数料で無料~2,500円ほど=計2,500~5,000円ほどが一般的です。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行では、被仕向手数料で1,500円+リフティングチャージで2,500円=計5,000円が毎回かかります。出金するたびに5,000円も手数料が取られるのは結構な痛手ですよね。
手数料を少しでも抑えたい人には、「ソニー銀行」をおすすめします。
他の銀行では通常1,500〜2,500円かかる被仕向手数料がタダなので、リフティングチャージの2,500円だけで受け取り可能。2,500円も決して安いとはいえませんが、調べた限り海外送金の受け取りはソニー銀行が最安なので、最善の選択肢です。
また、他の銀行では海外送金が着金するたびに、「取引の目的は何ですか?」「今後も継続的に同じような振り込みがありますか?」といった内容を電話確認していますが、ソニー銀行では電話確認を省いています。煩わしい電話に応えたくない人にもソニー銀行はおすすめです。
ただし、ソニー銀行が発行しているVISAデビットカード「Sony Bank WALLET」では、XMへ入金できません。筆者もソニー銀行を使っているので、実際にSony Bank WALLETでの入金を試みましたが、決済エラーが出てしまいました。おそらく海外FX業者での決済が制限されているためでしょう。
XMの国内送金での入金には問題なく対応しているため、入金の際はソニー銀行からXMへ国内送金、出金の際はXMからソニー銀行から海外送金するといったかたちが理想的ですね。
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